2015年5月10日日曜日

尾びれを失いかけたイルカ

普段はほとんど人間の接近を許してくれないココ(御蔵島にいた頃の名前はカシオペア)が、
最近またそばを泳いでくれるようになりました。

ココの尾びれは15年以上前に大半が壊死してしまいましたが、
それでも小さくなった尾びれで他のイルカと同じように泳ぎ、波乗りやバウライドもできちゃいます。
ココは、人工尾びれで有名になった沖縄の「フジ」と同じ病気だったのではないかと思います。
フジは人工尾びれにより泳ぐ気力を取り戻したようですが、ココはもちろん人工尾びれなんて付けたことはありません。
野生のイルカは泳ぐのを諦めたら死ぬしかない、だから泳ぎ続けるしかなかったんだと思います。
ココの他の個体より発達した筋肉を見るたびに、野生動物の強さを感じます。